
でも実際に5つのアプリを体験して、考えが変わりました
相手は人間ではないので、間違えても恥ずかしくない。好きな時間に話せる。何度失敗しても気を遣わなくていい。確かに、AI英会話にはそういう良さがあります。でも、実際に複数のAI英会話アプリを使ってみて、ひとつ気づいたことがありました。
「自由に話せること」と「英語を話せるようになること」は、同じではない。
特に英会話に慣れていない段階では、いきなりフリートークをするのは思っていた以上に難しかったです。
単語を知っていても、会話になると英語が出てこない
私は日本の英語教育を普通に受けてきたので、中学・高校で習ったような英文なら見れば意味もわかります。
ところが、AIから英語で質問されて「さあ、自由に答えてください」という状態になると、急に言葉が出てきません。
言いたいことは頭の中にあるのに、それを英語にしようとすると「・・・」と止まってしまう。
「え、これどの単語が合うの?」
「過去の話だから過去形?」
「彼女は~の疑問形はDoesからだっけ?」
そんなことが頭の中をぐるぐるし、完全にフリーズ。
英単語やフレーズを「知っている」ことと、会話の中で瞬間的に「使える」ことには、思っていた以上に大きな差がありました。
フリートークができる=初心者に向いている、ではなかった
AI英会話アプリを選んでいると、「AIと自由に会話できる」という機能はとても魅力的に見えます。
私も最初は、自由度が高いアプリほど練習になるのではないかと思っていました。
でも実際に使ってみると、初心者にとっては自由すぎることが逆に難しかったです。
何を話すかも自分で考え、その内容を英語にして、発音して、さらにAIから返ってきた英語を聞き取って、また返事をする。
フリートークでは、これを短い時間の中で繰り返さなければなりません。
日本語なら何でもない会話でも、英語になると一気にやることが増えます。
だから、「AI相手なのに全然話せない」と感じても、単純に英語の知識が足りないだけとは限らないと思います。
知っている英語を、会話で使える状態にできていない。
ひとことで言えば「口から出す練習が足りない」。
私の場合は、こちらの方が大きかったように感じました。
SPEAKの練習は、最初は正直「ちょっとしつこい」と思った
5つのAI英会話アプリを試した中で、この点について印象が変わったのがSPEAKでした。
SPEAKでは、いきなりAIとの自由な会話だけをするのではなく、その前に表現を何度も口に出す練習があります。
同じようなフレーズを繰り返し言わされることもあります。
最初のうちは、正直なところ、私はこの練習を少し面倒に感じていました。
「もうわかったから、早く次に行きたい」
「こんなに何回も言わなくてもいいんじゃない?」
そんなふうに思うこともありました。
AIと自由に話すことを期待していたので、その前の反復練習が少し遠回りに見えたのです。
1週間ほど使って、「あの練習には意味があった」と気づいた
ところが、SPEAKをしばらく使っていると印象が変わりました。
以前のレッスンで何度も口にした表現が、その後の会話で出てくることがあったからです。
もちろん、突然ペラペラ話せるようになったわけではありません。
それでも、「この言い方、前に何度も練習したな」と思い出し、以前より口から出しやすくなっていることに気づきました。
そこで初めて、最初はしつこく感じた反復練習が、フリートークのための準備になっていたのだと思いました。
頭で覚えるだけではなく、実際に何度も口を動かしておく。
英会話では、この過程がかなり大事なのかもしれません。
いきなり「自由に話してください」は意外とハードルが高い
たとえば日本語でも、まったく知らないテーマについて突然「では3分間、自由に話してください」と言われたら、少し困ると思います。
英語なら、さらに難しくなります。
だから初心者の場合は、最初からフリートークだけを繰り返すより、
- 使う表現を知る
- 実際に声に出す
- 何度か繰り返す
- 短い会話で使ってみる
- そのあと自由な会話で使う
という流れがある方が、私は話しやすいと感じました。
「自由に話す練習」の前に、「話すための材料を口に馴染ませる練習」が必要だったということです。
AI英会話を選ぶなら「フリートーク機能」だけで決めない方がいい
AI英会話アプリを比較するときは、つい「どれだけ自由にAIと話せるか」に目が行きます。
もちろん、フリートーク機能そのものは便利です。
英語がある程度口から出てくる人なら、会話量を増やすためにも役立つと思います。
ただ、英語を話そうとしても言葉が出てこない人の場合は、フリートーク機能だけではなく、そこに行くまでにどんな練習をさせてくれるのかも見た方がいいと思います。
私自身、実際に5つのAI英会話アプリを使うまでは、この部分をあまり重視していませんでした。
でも今は、初心者ほど「自由度」だけではなく「練習の順番」が大切だと感じています。
人と話すのが恥ずかしい人には、AI英会話の良さも大きい
一方で、フリートークが難しいからといって、AI英会話そのものが初心者に向いていないとは思いません。
むしろ、間違えても相手の反応を気にしなくていいのは、AIならではの大きなメリットです。
発音を間違えても、文法がおかしくても、言葉に詰まっても、人間相手のように「待たせて申し訳ない」と気を遣う必要がありません。
同じ表現を何度繰り返しても大丈夫です。
だからこそ、初心者の場合は「いきなりAIと自由に話すためのアプリ」と考えるより、
人と英語で話す前に、何度でも失敗できる練習場所
として使う方が合っているのではないかと思います。
まとめ|私は「フリートークの前に練習できるか」を重視したい
AI英会話アプリを実際に使ってみて、フリートークは想像していたより難しいと感じました。
単語や文法を多少知っていても、それを会話の中ですぐに使えるとは限りません。
そして私の場合、その差を埋めるのに役立ったと感じたのが、SPEAKの反復練習でした。
最初は「ちょっとしつこいな」と思った練習が、あとになって会話につながっていることに気づきました。
その経験から、AI英会話アプリを選ぶときは、
「AIと自由に話せるか」だけではなく、「自由に話せるようになるまで、どんな練習を用意してくれているか」も重要。
今はそう考えています。
実際に私が5つのAI英会話アプリを使って比較した感想については、別の記事で詳しくまとめています。
どのアプリが自分に合いそうか迷っている方は、そちらも参考にしてみてください。

